­

アイスホテル

e382a2e382a4e382b9e3839be38386e383abe5bbbae8a8ade4b8adblog

20周年目を迎えるユッカスヤルヴィのアイスホテルでは、隣にあるトルネ川からの水で氷を作り、12月10日のオープンに向けて作業が進められています。
それにしてもユッカスヤルヴィは寒く、キルナより10度程気温が低く驚きました。ユッカスヤルヴィまではキルナから朝・昼・夕方とバスが運行しており、「アイスホテルの次のバス停のサーメ教会でバスを降り、冬場はトルネ川を歩いてアイスホテルまで行ける」と聞いていたのですが、まだ川が完全に凍っていなかったので、トルネ川横断は次回に延期しました。 日々気温が変わりますが、ユッカスヤルヴィに行く時はホテルで防寒具のレンタルをした方が良かったと後悔しました・・・。

e382a2e382a4e382b9e3839be38386e383abe5bbbae8a8ade4b8adblog1

来月のアイスホテルのオープニングが今から楽しみです。

サーメ教会は小さいながらアットホームな教会で、中に誰もいませんでしたが、ドアは開いており見学可能でした。 アイスホテルオープン後は隣にあるカフェやトナカイファームも営業するのでしょうか???  この時期のユッカスヤルヴィは閑散としていて何か全てが貸切という不思議な感じでした・・・。防寒具があればもっと満喫できたのですが(><)

因みにユッカスヤルヴィは、フィンランド語で「ユッカ(男性の名前)の湖」という意味らしいです。

キルナ同様、ユッカスヤルヴィもスウェーデン、フィンランドそしてサーメの3つの文化が交じっている可愛らしい村でした。

e382b5e383bce383a1e69599e4bc9ablog

フィンツアー オーロラ関連情報

キルナの中心が移動する!???

キルナに滞在して1週間が過ぎ多くの人から街の移動計画を耳にしたのですが、正直何のことか理解するまでに時間がかかりました。 疑問を解く為にも市内にあるキルナ市庁舎とLKABの主催する鉱山訪問ツアーに参加し、ようやく謎が解けました(笑)
e382ade383abe3838ae4b8ade5bf83e983a8e7a7bbe58b95e8a888e794bb

この写真でお分かり頂けると思いますが、鉱山を掘り続けた結果、洞穴が街に傾いてきたことが一番の要因だそうです。2013年までにはキルナ中央駅が、2023年までには市庁舎が、そして30年後の2033年までには教会が、建物ごと新しい場所へと移動する計画があるとようやくこの図を見て理解しました。 詳しく聞くと現地の人も詳細については言葉を濁しておりますが、さすが発明王国のスウェーデンで発想が非常にユニークだと感心しているのは私だけでしょうか?
lkabe58685e58d9ae789a9e9a4a8

昨日、LKABの鉱山見学ツアーに参加して、改めてキルナはLKABと共に発展した街だということを知らされました。 LKABとはLuossavaara-Kiirunavaara-Aktiebolagの略で、ルオサヴァーラ・キルナヴァーラはキルナを代表する山で、Aktiebolagは倉庫会社という意味とのことです。 従業員は3800人はいて100年以上の歴史を持つ企業で、今は完全に国営化されています。 ツアーはキルナ観光案内所発着となり英語ガイドは午後3時から。 原則毎日ツアーは催行していますが、最少催行人数の10名様がいないと催行しないので、リパンホテル内のツアーデスクで確認してください。バスで5分程してLKABの敷地内に到着し大きなLKAB敷地内を移動、国連に似たような建物があったと思えばLKABのオフィスでした。厳重な出入館チェックがあり、いよいよ世界最深のトンネルを3キロ以上下り、地下540メートル地点に到着です。 少し息詰るような感じがしましたが、到着してびっくり! 鉱山の下にいると思えないような博物館が待ってました。

lkabe58685e382abe38395e382a7

ヘルメットは原則着用となりますが、館内には喫茶店もあり偉大なLKABの歴史を知る機会でした。 鉱山の発掘と同時に鉄道をルレオとナルヴィークまで結び、倉庫を設けそれぞれの港から世界中に鉄鉱石やミネラルが輸出されているそうです。 世界シェアは3%と大きくありませんが質は世界一ということでスウェーデンの貴重な資源だったんですね! 一部スウェーデンの電力もLKABから供給されているようです。最後に一体この鉄鉱石やミネラルは何使われるのか大きな疑問がありましたが洗濯機、暖房機、ガムやキッチンインテリアやモダンライフには欠かせないとの説明を受けました。何と、私が駐在しているリパンホテルの床やフロント家具もLKABの鉄鉱石を使ってると聞き大変驚きました。 LKABは今年も大幅な黒字で羨ましいと思う反面、環境問題を始め事業のスケールが大きすぎて投資の額も半端ではないそうです。 庶民である僕にはスケールの大きすぎる話でしたが、少しづつキルナという街の理解が深まってきてるのが嬉しいです。

e4bd9ce6a5ade5a0b4e38292e8a68be5ada6

フィンツアー オーロラ関連情報