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15カ国ヨーロッパ周遊の旅! 終わりは「サーリセルカのオーロラ」

酷寒の地サーリセルカの町に着いたのは12月2日でした。
北緯68度30分。思っていたより暖かくてびっくりしました。
もっと寒く靴底から這い上がってくる寒さをイメージしていました。
私は長野県の信濃町を旅立ったのは9月12日です。独身女性のYです。
心を癒すことと、旅が好きなので一人旅をすることにしました。
ヨーロッパを3ヶ月かける周遊の旅です。
チェコ、オーストリア、ハンガリー、ドイツ、スイス、イタリア、フランス、イギリス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、デンマーク、ノルウエー、スウエーデン、最後の15カ国目がフィンランドです。そして、サーリセルカにたどり着きました。

「オーロラ」
はじめてその存在を知ったときから気になっていました。
遠い昔から私を魅了していました。だからはるばる逢いに来ました。

日本人のツアーでオーロラ・ハンティングバスに乗り期待いっぱいに出発しました。
バスがイナリ湖の湖畔に止まりオーロラ出現を待ちました。
夜空を見上げる切なさは想い人を待っているような気さえしました。
「早く姿を見せてよ!」と念力で祈りました。
なんとなく心に何かが始まる予感がしました。
そのときです!
満天の星空に北斗七星が輝き天空にオーロラが舞いだしました。
思わずシャッターを切りました。
目ではクリーム色でしたがカメラには緑色がはっきり写っています。
もっと見たい! もっと見せて! お願い! 私は声に出して祈りました。
そのときの写真です。サーリセルカに3泊して「2泊見ることができました」
オーロラにかける気持ちは「念力で願う心」であると思いました。
これで心置きなく日本に帰れます。3ヶ月の旅の終わりを向えることができます。
「本当にきてよかったです」「また来たいと思っています」と感想を述べていらっしゃいます。
Yさんは、明日、ロヴァニエミに向い、ヘルシンキから帰国の途に着きます。

ラップランドには「ラピンタイカ」という言葉があります。
この地を訪れた旅人はラップランドの魔法にかかり、再びこの地に舞い降りる・・・・。
Yさんも旅の終わりに「ラップランド・マジック」にかかったようです。

日本の皆さんも是非サーリセルカにお越しください。
逢える日を楽しみに、駐在員一同お待ちいたしています。

【12月5日@サーリセルカ】
日の出:14:00 日の入:14:40 気温:-1℃ (ST)