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ラップランドは高山植物の宝庫

?7月初旬、スウェーデン・ラップランドのクヴィークヨックからスタロールオクタまで全行程85KMを山小屋を利用しながら高山植物を愛でる旅に出た。

トレイルのアップダウンの地形よりも本当にここがラップランドかと思わせるほどの暑さで、日中は30度以上の真夏日だった。
また、蚊が暗躍する前の季節を選んだのだが急激な気温上昇で大歓迎を受けることになった。
その蚊も風が吹くとウソのように姿を消すので、風が吹いてくれることを祈りながらトレイルを進んだ。

アンジェリカの花

アンジェリカの花

?黄、白、ピンク、紫、白、青の色とりどりの高山植物が目の前に現れた。誰かが手入れして管理しているのではないかと思わせるほど花々が密集して咲き誇っている。短い夏に最高のパフォーマンスでハチやチョウを媒介として自分たちの子孫を残すためだ。
山から勢いよく雪融け水が流れて、大きな川に融合していく。緩やかな流れのところはまるで湖だ。空の色がそのまま水に写って素晴らしい青色だ。
標高700M辺りから森林限界域に入り、どこでも自由に歩けるようになる。可憐な草花を見つけては高山植物ガイドブックで確認するのも楽しみの一つ。

クランベリー

英名:Blue mountainheath 和名:エゾノツガザクラ

?山小屋ライフはテントとは違う快適さが魅力だ。1軒ずつ独立したコテージタイプなのでくつろげる。
翌日の計画などを話しながら自分たちで作った料理を楽しむ。白夜の季節なので夜中まで人工照明がなくても不自由ではない。
飲料水はバケツで川や湖から調達する。ゆったりしたベッドで温かくて清潔な掛け布団にくるまってぐっすり眠ることが出来る。
温かな朝食をとった後、来たときよりもきれいに部屋の掃除をする。高山植物のお花畑とフレッシュエアーとユニークな景色をを楽しみながら次の山小屋を目指す。

ガス燈を備えたキッチン

ガス燈を備えたキッチン

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おいしそうな温かい朝食

おいしそうな温かい朝食

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ここから一気に下っていく

ここから一気に下っていく