­

年間84回 カレーと北欧デザインの意外な接点

女性と男性が一緒に旅行先を決めるのって、結構大変らしいです。
アメリカならニューヨークで買い物がお目当ての女性と、西海岸の大自然に行ってみたい男性。
北欧に何となく興味が一致したものの、『デザインなんて興味ないからフィヨルド行かない?』など。

旅行会社に相談に行ったけど、意見が食い違ってしまい2人の間には何とも言えない空気が流れる。
譲歩した方は出発の空港でも機内でも浮かない表情。

しかし、そんなお客様からも、北欧が大好きになりました!という声は少なくない。どうやらデザインと
聞くと高価なもので自分の生活スタイルとはかけ離れているものだと思い込んでいたのが、実際には
手頃なものもあるし、自分の生活に取り入れられそうなこともあると分かったから大好きになってしまっ
たのだろう。

例えば

日本人が年間平均84回も食べるというカレー。週に1.6回。私の場合は朝・昼・晩が一週間続くことも
あるくらい好んで食するので、関わりのある道具にはこだわりたいと考えている。
そのひとつがこのスプーン。ディナースプーンとして売られていましたが、我が家ではカレー専用の
スプーンです。

カレースプーン1

イッタラというフィンランドのガラスメーカーとして初まり今ではテーブルウェアもたくさん手がける
ブランドで、写真はその商品のうちのひとつ。

人間工学に基づいて作られたのでは?? と思ってしまうほど手にしっくりきたので即決で購入。
実際に使ってみてもこれが絶品。 安全性や効率性に長けており、事故を起こすことなく、また、
腹ペコな使い手のヒューマンエラーも抑えて確実にカレーとご飯を口に運んでくれるのである。

つまり
・柄のグリップ感。 ブレや滑りがないので操作ミスで大事なカレーをこぼすことがない。
・柄の長さ。コンビニでもらうような短い割り箸の使いづらさを経験している人もいるはず。
・ショベル部分の横幅。いわゆるひとくちサイズという適量のカレーとご飯を確実に捕らえる。
・ショベル部分の深さ。大きく口を開けなくても楽な出し入れが可能。
・全体的な重さ。持ち手を支点とした時の前後のバランスがいいから持っていて疲れない。

しかも18-10ステンレス!

カレースプーン裏

18%のクロムに、ニッケルの添加を10%にまで高めることで錆びの発生も極めて低く、耐蝕性、耐久性が
すこぶる良い。
このモデルは柄の部分が平らなので重ねても隙間無くピターーーーーーッと収まります。
決して見た目だけが先走りしているのではなく、食べやすさや収納性なども考慮されたデザインなのですね。

そんなスプーンと同じようにこだわりを持ちって丹精込めて作られた旅が
『添乗員同行 北欧3カ国 デザインを感じる旅』
あれ?意外にデザインって面白いかも。 という既視感を味わってもらえたら幸いです。
http://www.nordic.co.jp/tour/pac/tour/fp0055_11271.html
3月も5月のゴールデンウィークもまだ受付け中です。

ちなみにアラビアファクトリーショップで購入した私のカレースプーン、購入した当時日本円にして
¥1,000以下。高価と判断し、年84回ぎこちなくカレーを食べいる自分が今や想像できない。

フィンツアー デザイン・雑貨関連情報