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タリン(エストニア)歌と踊りの祭典閉幕

5年に一度の祭典、ユネスコの世界遺産にも指定されている
タリンの歌と踊りの祭典が、昨日2009年7月5日閉幕しました。

歌の原にて

歌の原にて

歌っている人々

歌っている人々

エストニアの人々のパワーと団結力を感じました。
私も、初めてこの祭典に参加してみましたが、本当のローカルのお祭り。
世界遺産には指定されていますが、本当に心の奥底から音楽を楽しみ、自分たちの自由を喜んでいる人々の姿が印象的でした。

タリン→ヘルシンキへのヴァイキングラインの船内より

セウラサーリ野外博物館

フィンランドのヘルシンキ西部には、「セウラサーリ野外博物館」があり、島が丸々国立公園になっています。名前の通り「野外」の「博物館」になっていて、豊かな緑の中にフィンランド各地から集められた建物が展示されています。

展示されている建物

展示されている建物

お天気がいい日に、緑の中、自然を楽しみながらフィンランドの歴史にも触れる事ができるオススメスポットです。
もう1つオススメな理由として・・・・

リス

リス

リスがいます!!
そしてここのリスはとても人懐こくって、ビックリするほど、近くに寄っても逃げません。
手にえさを乗せて待っていると、そのえさを取りに来たりします。
なんてカワイらしい!
そして、公園の中では、こんな『リスの貯蔵庫』もここかしこに見ることが出来ます。

リスの貯蔵庫

リスの貯蔵庫

木の切り株に、木の実が入っているのが分かりますか?

リスの他にも色々な野鳥や、時期によっては白鳥等も見ることができます。
自然・展示物・動物を一気に楽しむ事が出来ますので、へルシンキ滞在中にお天気がいい日には、是非訪れてみてくださいね。
ホッとする癒しスポットです。

エストニア 歌と踊りの祭典

今年は、タリン街外れの「歌の原」で、5年に一度の「歌と踊りの祭典」がおこなわれるメモリアルイヤー。
民族衣装に身をつつんだ3万人以上の歌い手がエストニア各地から集まり、観客数は10万人以上になるエストニアで最大のこの祭典、ユネスコの世界遺産(無形遺産)にも指定されています。

第一回の「歌の祭典」がエストニア南部のタルトゥで行なわれたのは、ロシア統治下の1869年。
1940年以降のソ連時代はエストニア民族の歌は禁止され、レーニンやスターリンを賞賛する歌を歌うしかなかったそう。
1985年にソ連ではゴルバチョフが書記長に就任し、バルト三国でも独立の気運が高まった1988年、独立を目指すグループが呼びかけ、9月11日に約30万人が集まった「歌の祭典」が行なわれました。

エストニアの人々は歌で心をひとつにし、「のっぽのヘルマン(タリンのランドマークでトームペア城内にある50.2mの塔)にエストニア国旗を掲げよう!」と誓いあったそう。
ソ連の弾圧に暴力で抵抗するのではなく、独立への熱い思いを歌に託したエストニアの人々…。
この話を知ったときは、鳥肌がたつくらい感動しました。

歌による独立運動はラトビアやリトアニアにも波及し、「歌いながらの革命」と呼ばれるようになりました。
今年のエストニアの祭典は7月2日?5日。
また更に今年はリトアニア・ヴィリニュスでも4年に一度の祭典が。
エストニアとリトアニアの祭典が一度に見れる20年に一度のチャンスだそうです。

httpv://www.youtube.com/watch?v=08nf7hk4iBov

こちらは5年前、2004年のエストニアの祭典の様子。
「Mu Isamaa on Minu Arm(我が祖国、我が愛)」はエストニアの第二の国歌とも言うべき曲だそうです。