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ヴィンテージ家具と雑貨の目利きになろう

以前ご紹介させていただいた北欧デザインの本
『北欧デザインの巨人たち あしあとをたどって。』
読者のみなさまから、この本の内容を現地で体験してみたいというご要望をいただきました。

そこで、本の内容を凝縮させて、現地でデザインや家具のお勉強をしながら楽める特別ツアーを作りました。
著者で北欧のデザインジャーナリストの萩原健太郎さんに、実際にご案内いただいて一緒に北欧の街を歩きながらデザインについて教えていただいたり、『北欧家具t.a.l.o.』のオーナー山口太郎さんの買い付けに同行させていただいて、目利き指南をしてもらっちゃう、という夢みたいな企画です!

ヴィンテージ家具の買い付けに

ヴィンテージ家具の買い付けに

シロウトにはわからない、状態のよいヴィンテージ家具の見分け方や探し方、プロはどんな買い付けをしているのかしら・・・?北欧家具やインテリア好きなら絶対興味津々な内容を盛り込んだ、この秋おすすめのスペシャルな北欧デザインの旅です。
北欧デザインを学び、ヴィンテージ家具や雑貨の目利きになれる デンマーク/フィンランドの8日間
2011年10月30日(日)発  398,000円

ちょっと真面目に北欧デザインのお勉強をしてみたい、
フツーじゃ聞けない裏話やうんちくを聞いてみたい、
普段一緒に行けないその道のプロと北欧の街を歩いてみたい、
ヴィンテージ家具の目利きになりたい。

そんな本格的な企画をお待ちいただいていた北欧家具ファンのみなさまのお声にこたえします。

レストラン・ヤコブセンにて

レストラン・ヤコブセンにて

ご興味のある方は、事前セミナーに参加してみてくださいね。
日時:2011年9月15日(木)19:00-20:30(会場18:30)
参加費:無料
場所:クリエイティブスペースamu
詳細はこちら
  また、最新情報はこちらをご覧ください。

アアルト邸にご一緒しましょう

アアルト邸にご一緒しましょう

フィンツアー デザイン・雑貨関連情報

ボルエ(BÖRJE)

エスポー市立図書館レッパヴァーラ・セッロでは、今年6月からセラピードッグ、マルチーズの
雄犬ボルエ(Börje)が活躍中です。ボルエは2010年10月16日に米国ロサンゼルスの
ビバリーヒルズで生まれ、年齢は現在10ヶ月。今年3月に米国からフィンランドにやってきました。
飼い主はこの図書館の女性スタッフです。

図書館入り口

ボルエと飼い主

構音障害とか吃音症といった言語読書障害のある子供たちがおっくうがることなく、中立の立場の
セラピードッグに読み聞かせたり、話しかけたりすることにより、言語読書能力の向上を図ります。
最近ではボルエは市民の人気者で、国営テレビのローカルニュースや地元の新聞等でも
取り上げられています。

絵本・児童書コーナー

ムーミンの童話にうっとりしているボルエ

ボルエは北欧ではこの目的で初めて使われているセラピードッグで、英語、フィンランド語、スウェーデン語
の3ヶ国語の命令を理解します。ボルエのセラピードッグとしての基礎訓練は幼犬時代から米国で
始められていますが、現在も引き続き訓練は続きます。

編み物をする入館者、背後は市役所支所

犬アレルギーの原因は、犬の毛や唾液、尿、犬の皮膚・皮脂、汚れなどが原因とされています。
マルチーズはシングルコートで、抜け毛やふけの少ない犬種とされています。犬アレルギー症状を
引き起こすことが非常に少ないため、こうした公共施設でセラピードッグとして活躍することができます。
ボルエは毎週1回飼い主の自宅で良質のシャンプーで洗浄していますし、ボルエが入館者と直接接する
場所は入り口ロビー付近に限定されていて、前もってボルエ到着のアナウンスが館内に流されます。
一般の飼い犬は館内入場禁止ですが、盲導犬をはじめ身体障害者補助犬はもちろん問題なく館内に
入場できます。

子供達に人気のあるボルエ

当方が訪れた日にもボルエは温厚で人見知りせず、一回もほえることもなく、ボランティア・セラピードッグと
しての自分の役割に非常に満足している様子でした。この秋からはヘルシンキ市立エテラ・ハーガ地区に
ある公共図書館でもセラピードッグを使った同様な試みが始まるそうです。

セラピードッグ、ボルエの今年の予約可能日時
館内活動時間帯:午後1:00-3:00
ただし、10分間のセラピードッグとして予約できるのは、午後1:30-3:00の時間帯
予約場所:館内児童書コーナーのサービスポイント(Lastenmaan palvelutiski)
水曜日: 3.8. 10.8. 17.8.
日曜日: 28.8. 11.9. 2.10. 9.10. 23.10. 30.10. 27.11.
一歳の誕生日: 16.10.

館内にあるボルエのポスター

エスポー市立図書館レッパヴァーラ・セッロの特徴
1. トゥルク市立中央図書館に次ぎフィンランド国内で2番目に入館利用者数が多く毎日の来館者3500人以上
2. 独立した別個の公共の建物ではなく、複合商業施設の中にテナントとして入居、2003年8月に開館
3. 図書館としての本来の機能のほかに、エスポー市の市役所支所の役割
4. 昨年から今年にかけて思い切った配置換え等、模様替え完成
5. グランドピアノ、音楽スタジオ等も完備
6.地元芸術家の作品の展示即売等
7.入り口ロビーでは様々な手工を凝らしたイベントを開催

図書館入り口ロビー


フィンランド国鉄VR&ロシア鉄道会社OAO RZD アレグロ(ALLEGRO)紹介

アレグロ(ALLEGRO)は2010年12月12日からフィンランドのヘルシンキとロシアのサンクトペテルブルク間の国際列車として運行を開始しました。フィンランド国鉄(VR)社とロシア鉄道会社(OAO RZD)が折半で出資した合弁事業会社カレリアントレインズ社によって運行されています。アレグロの運行開始に伴い、従来この区間を運行していたフィンランド国鉄のシベリウス号とロシア鉄道会社のレーピン号は運行を中止しました。一方、フィンランドのヘルシンキとロシアのモスクワ間の国際列車トルストイ号は従来どおり運行を継続しています。

ヘルシンキ駅に停車中のAllegro

ヘルシンキ駅に停車中のAllegro

現在、毎日4往復していて、ヘルシンキ発が6:00、10:00、15:00、19:00で、ヘルシンキとサンクトペテルブルク間417kmの所要時間が3時間36分、停車駅はフィンランド側がヘルシンキ、パシラ、ティックリラ、ラハティ、コウヴォラ、ヴァイニッカラ、ロシア側がヴィープリ、サンクトペテルブルクのヘルシンキ駅。

Allegro の食堂車

Allegro の食堂車

最高運転速度220km/hのアレグロの振り子式車両はアルストム・トランスポート社製。フィンランド国内用の高速鉄道車両ペンドリーノの改良型で、冬季対策が強化され、複電圧仕様の設備を持つ交流直流両用電車。高速鉄道用の新線を建設したのではなく、在来線の曲線部の補正や線路の補強等により高速鉄道の運行が可能になりました。

Allegro のエコノミークラス車内

Allegro のエコノミークラス車内

フィンランド・ロシア間の往来では査証が必要ですが、スピードアップを図るためにパスポートや税関の手続は列車内で行われます。さらにフィンランドとロシアでは鉄道用電化区間の電圧、電流とも異なっていますが、アレグロは複電圧交流直流両用仕様の設備を持つため、従来とは異なって国境で電気機関車の付け替え作業をする必要がありません。

Allegro の先頭車両

Allegro の先頭車両

アレグロは定員38人の食堂車を含めて7両編成で、座席は全部で342席+2席(身体障害者用)、うちビジネスクラスが48席、エコノミークラスが296席。編成中には通常の座席のほか、ベビーカースペース、子供用プレイスペース、ペット同伴者用スペース、バリアフリー設備が設けられています。

Allegro の先頭部
Allegro の先頭部

最新型の国際列車でヘルシンキとサンクトペテルブルクを訪れてみませんか?