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雑誌リンネル 読者限定ツアー発売開始

宝島社のリンネルの創刊1周年特別企画で、
内田彩仍さん「暮らすように旅する北欧&エストニア」を2号連続で特集しています。
12月号1月号(11月19日発売)

フィンランドの暮らしに寄り添う場所を訪ねる内田さんの旅。
伝統、慣習、歴史を感じる街が、今回の目的地です。
古い街並みが残るフィンランド・ポルヴォーとフィンランドの人々が休日を楽しむ場所、
エストニア・タリンの旧市街へと旅は続きます。
(リンネルより一部抜粋)

人々の暮らしに寄り添う場所を訪ね、穏やかな時間と空間を楽しみました。「私も同じ時をたどってみたい」。そう思う読者の皆様のために特集内容を凝縮した専用のツアーを作りました。
さぁ、素敵な出会いを見つける旅へご一緒に出かけましょう。

リンネル読者ツアー
「暮らすように旅するフィンランドとエストニア7日間」
「暮らすように旅するフィンランドとエストニア5日間」

フィンツアー デザイン・雑貨関連情報

ラトビア旅日記 -11- イェルガヴァ(Jelgava)

クルディーガから車で2時間半、イェルガヴァ(Jelgava)へやってきました。リガからは42キロで列車やバスで簡単に訪れることができるそうです。私が到着したのは夜で真っ暗!街の様子は何もみえなかったけれど、宮殿もあり経済や教育でも進んだリガの近郊都市だとか。ここで唯一訪れたのは、聖トリニティー教会の塔
教会の塔の3,4,5階が展示室、8階がレストラン、9階が展望台になっています。

民族衣装の展示


ラトビアについてのお勉強も

今夜は、この教会の塔の上8階にあるフレンチのレストラン“La Tour De Marie”でお夕食。
内装も素敵だし、ハロウィーンの季節だったからカボチャをあしらった飾り付けがセンス良くうっとり。

ハロウィーンのテーブルセッティングの参考にしちゃおうっと

お食事の盛り付けもサービスも感じがよく、3コースでなんと2,500円くらいというから、ぜったいにおすすめ!

デザートもいっただきまーす

お腹もいっぱい満足したあとの今夜のお泊りは、古城を改装したホテルだっていうから、なんてロマンチック!と期待に胸を膨らませながら車で1時間、バウスカという町からほど近いMezotne Palaceへ。
ふむふむ、大きなお屋敷の敷地へと入っていく、わくわく。

お屋敷の扉をあけると広くって・・・うわっお城っぽい

遅くに到着したから静か・・・シャンデリアがお城っぽい・・・うーん、そっか3階建てだけどエレベーターがないから、バトラーのいない私はスーツケースを自分で運ばなくてはならないんだ!ぜぇぜぇ、、、インターネットがつながるって書いてあったけどつながらない、いやっ、そんな今なことしちゃいけないんだ、、、中世のお屋敷の雰囲気になりきらなくちゃ!
翌朝モーニングコールを頼んだら、朝お部屋まで来てノックして起こしてくれました!昔のお姫様の気持ち?!

お姫様気分でおやすみなさい

みんなのお部屋はそれぞれ内装が異なり、中世っぽい雰囲気が出ているのだけれど、薄暗いのがちょっと怖い。私が泊った部屋はRosesという部屋だったけど、古い木彫りの女性の像が置いてあり、それを見たメンバーの1人が「夜中に動き出したりしてー(笑)」っなんて言うもんだから、なんだか落ち着いて眠れず・・・寝不足に・・・うぅぅっ。シャワーとドライヤーは使いやすかったし、シャンプー、石鹸、タオルもついているし天井も高くてお庭の眺めもいいし、明日訪れるルンダーレ宮殿にも近いしロケーションも良いし、すっかりお姫様気分ですっきりのはずだったんだけど・・・。

ラトビア旅日記 -10- クルディーガ(Kuldiga)

リガから約200キロ、車で2時間半でクルディーガに到着。リガからは路線バスも1日に数本あるらしい。
童話に出てきそうな雰囲気の古い街並みが可愛らしい。

のどかな風景の中をお散歩しましょう

13世紀にはハンザ同盟都市となり、その後クールランド公国の首都として栄えた歴史があり、昔の建造物を修復再現して保存している。まだかなり修復が必要な建物も多いけれど、緑の芝生、昔の王宮あとに造園された彫刻のある公園、運河、かわいらしい家々など、散策がとても楽しい。

うーん、ヨーロッパで一番の滝って案内されたんだ・・・

ヨーロッパで一番の滝だ!って案内されて・・・えっ?あー・・・そういうこと・・・一番幅が広い滝ねっ、うん幅110mで高さが2mなのね。それは「ヴェンタの滝」正直滝は我々日本人にとっては高さがないと迫力に欠けて・・・うーん・・・微妙だけど、その川にかかる橋はかわいらしくて絵になるから、まぁありなのかな?

こっちは結構いいな、のんびり眺めましょう

そのほかに1900年のパリ万博でロシアのパビリオンとして建てられた建物がこの町にある。お金持ちの商人が婚約者へのプレゼントとして購入し、この地に移築したとか、家の前のお庭に婚約者の像までありました。すごーい、よっぽど好きだったんだなぁ。

パリ万博から婚約者にプレゼントするために運んできたそうな

町を散策するのには1時間くらいかけて、のんびりすごしてみるのもいいかもしれない。
リガから片道2時間半は往復日帰りするのは少々きついから、泊まるなら小さなホテルが数軒あるけれど、ここからロシア帝国時代やソ連時代のバルティック艦隊で有名な、かつての軍事拠点の港リエパーヤへは約90キロ、バスで1時間半ほどで行けるので組み合わせて訪れたらいいかなぁ。

時間がゆっくりながれます