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キノコ狩

フィンランドが舞台になった映画、「かもめ食堂」を
ご覧になったことがある方!!!
もたいまさこさん演じる“マサコ”を覚えていますか?


行方不明になっていたスーツケースがやっと見つかり、
大喜びで開けてみたら、なんと中にはぎっしり黄金のキノコが!!!

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フィンランド語でKantarelli(カンタレッリ)、和名は、アンズタケという

キノコです。

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夏から秋にかけて、多くのフィンランド人が森へベリーやキノコを
採りに出かけます。家族でお散歩がてらに、お友達と井戸端会議

をしながら朝から晩まで森に入りっぱなしの人もいます。

中には、どんな仲の良いお友達にもこれだけは言わない!という

秘密の場所を持っている人もいたり。

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このアンズタケも森の中で見つけられます。

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収穫したきのこは、もちろんお料理していただきます。
新じゃがに、採りたてキノコのソース。最高の贅沢です!

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なんでもフィンランドの森には、マツタケも生えているとの事。

日本人にはたまりません!

マツタケ狩に行って、新鮮なキノコを調理して収穫パーティー♪

なんていかがでしょう?

ご興味のある方は、こちらもご覧ください。

マツタケ狩りとハメ地方周遊7日間

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おまけキノコ

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これは食べられません!

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フィンランドの森便り6月

6月は日照時間が最も長い月、フィンランドは高緯度に位置するため、真夜中の太陽、白夜や薄暮・薄明を国内各地で体験することができます。日中の最高気温が25℃以上30℃近くまで上昇する夏日も中南部では時たまあります。午後から夕方にかけては入道雲や雷雲が突如発生して局地的な雨が降ることはありますが、全般的に6月の天気は比較的安定しています。

清々しい森の空気を吸い、森林浴を楽しみながらのジョギング、エスポー市

清々しい森林浴を楽しみながらのジョギング、エスポー市

6月はスポーツに興じるのにも絶好の時期です。都市部でも森の中に適宜配置されているジョギングコースは非常に良く整備されていて、所によっては足首に優しいチップ、バーク、大鋸屑などがコースに敷かれています。身体を動かすとともに清浄な空気を胸一杯吸い込んで森林浴やノルディックウオーキングを楽しむことができます。

5月下旬から6月上旬にかけては、山野や都市部の公園では周囲にほのかな芳香を放つエゾノウワミズザクラが細長い穂状の白色花をたくさんつけます。どこでもひときわ目立つセイヨウタンポポは、6月上中旬に路傍、土手、公園の芝地一面にしばしば大きな群落を作ります。

甘い芳香を周囲に放つドイツスズラン

甘い芳香を周囲に放つドイツスズラン

6月上旬からは、林内や林縁の陽地にドイツスズランが清楚な花を咲かせます。甘い芳香を辺りに放つドイツスズランは、国民の人気投票でフィンランドの国花に選ばれました。このほか、ツマトリソウやヒメマイヅルソウも林内に普通に見られます。帰化植物のハルザキヤマガラシ(セイヨウヤマガラシ)は、戦後南部の土手や空地、公園の芝地を中心に生育圏を着実に拡大しています。また、6月中旬から7月中旬にかけては、北米原産の帰化植物、ルピナス(別名ノボリフジ)が中南部の道路脇の土手や空地に紫色、ピンク色、白色の見事な花を咲かせます。

道路脇の土手や空地に目立つルピナスの花、エスポー市

道路脇の土手や空地に目立つルピナスの花、エスポー市

また同じ頃、湿原ではミズバショウに似た白い仏炎苞(ぶつえんほう)を開くヒメカイウ、そして白い果穂が風にそよぐワタスゲの群落が見られます。5月下旬頃から6月上中旬にかけては、野生のベリー類も一斉に開花します。ベリー類の収穫量は年毎に変動が激しく、ブルーベリー(ビルベリー)、クラウドベリー(ホロムイイチゴ)、コケモモ(リンゴンベリー)などの開花状況と気象条件を基に、その年のベリー類の収穫予想が7月上旬頃に国立森林研究所から出されます。

ヘルシンキ市内の夏至祭メイン会場、セウラサーリの祝火

ヘルシンキ市内の夏至祭メイン会場、セウラサーリの祝火

フィンランドでは、他の北欧諸国同様、夏至祭が毎年恒例の国民的行事です。今年は6月26日の土曜日が夏至祭当日で、実際にはその前夜からお祭り気分が盛り上がります。日本のお盆のように、この時期に人々は郷里に帰省したり、夏の別荘に家族揃って出掛けたりします。前夜祭は深夜近くにクライマックスを迎え、フィンランド語でコッコと呼ばれる薪や枝條を積み上げた大きな祝火が焚かれます。その周りで人々は踊り、歌い、語り合い、飲み明かし、一年間で最も日照時間が長い日を謳歌するのです。首都圏のメイン会場はセウラサーリで、民族衣装で着飾った子供たちもあちこちで見受けられます。

夏至祭当日、民族衣装で着飾った子供たち、セウラサーリ

夏至祭当日、民族衣装で着飾った子供たち、セウラサーリ

参考サイト:
花と森歩きの達人 宮澤豊宏さんと歩くフィンランド花と森のハイキング

ロヴァニエミでの女性だけの10kmマラソン「ナイステンキュンッピ」

遅くなってしまいましたが、先日の5月22日にロヴァニエミにて
女性だけの10kmマラソンが行われましたので、レポートします!

既に白夜になっているここサンタさんの住む街ロバニエミで、
5月の終わりに毎年恒例のイベント、女性だけの10kmマラソン「ナイステンキュンッピ」
が催行されました。

出発前の様子(みんながドキドキしてます♪)

終日さわやかな青空の広がるお天気の中、昨年よりははるかに多いと思われる人数の
参加があり、フィンランド人女性の元気さとたくましさを再確認するイベントとなりました。
参加者は個人、会社単位、友人グループなどで自分たちの趣向をこらしたユニホームを揃え、
見ている方も楽しめました。

市内中心近くの川べり公園に設けられたステージでアエロビックインストラクターにリードされた
ノリノリのBGMによる約30分の準備体操の後、一斉にスタート。
走る人、歩く人、ノルデイックウオークの人、乳母車を押してベビーと一緒に参加のお母さん達。
レース途中でおしゃべりに話を咲かせるグループ、合唱を始めるグループ、伴走している救急車で痛めた足の介護を受ける人、
などなど、それぞれがこの10kmレースを思いっきり楽しんじゃおう、という気合いバリバリでした。
沿道には参加しているガールフレンドや奥さん、お母さんを応援する男性群やファミリーの姿も。

レースの後は近くのホテルのサウナとプールを借り切って一汗流し、お疲れ様ビール大会へ。
ロバニエミだけでなく、ラップランドのあちこちから参加しているグループもありました。
一年に一度の女性だけのレース、今年もさわやかに催行され幕を閉じました。
既に来年の開催が待ち遠しい気分です。